９月の旅行記 〈その３〉

 

　　ターボジェットでマカオから香港へ。

元々の予定では午前中に移動のはず・・・が、現地では当たり前のように午後移動と言われた。

香港のホテルのチェックイン時間前に着いてしまうのは、旅行会社として面倒だからに違いない。

　　　　おかげで、香港の滞在時間が大きく減るハメに

　　　　　　自己可以坐船去香港！！　

　　　　　　と叫び出したい気持ちを抑え、修学旅行のような大集団での移動にお付き合い。。。　

　　今後は、安くても絶対チャーター便の旅なんかするもんか　と心に誓う。

 

到着するホテルも、荃湾という、とんでもない辺鄙な町にある。

　　申込後に滞在ホテルが決まるというのは、いつもながらこの旅行会社の悪い所だ。

今回、ホテル名を聞いた時は、思わず　「ムンクの叫び」状態になった　

　　　　そりゃあね、何とか地下鉄は通っているけど、終点だよ～～。　新界だよ！

まして、私のテリトリーは香港島の方だし、九龍のホテルでさえ避けていたのに。

　　昔、家族で住んでいたマンション３ヶ所がすべて香港島だったから、いまだに旅行で訪れても、日が暮れたら　「早く港島へ帰らなきゃ」　と落ち着かなくなってしまう。。。

 

建物のまばらさ、遠景の山並み・・・ホテルの窓から見えるのはいかにも新界の景色。

 

ホテルの英語名はパンダ・ホテルと可愛くしている。　漢字では悦來酒店なので、全然違うが。。。

 

この町自体は、庶民的で観光客ズレしていなくて、長めの滞在なら過ごしやすいと思われた。

　　でも夕方にマカオから移動して、丸々１日あるのは翌日だけで、３日目午後にはもうマカオ経由で帰国となると、話は違う。

 

　　おまけに、今回は同行者もいる。　

　　・・・まさか、彼本人の分以外に、家族４人・親類・従業員・取引先の分・・・しかも、それぞれ細かい指定付きの土産物購入行脚になろうとは。

　　短い日程もお構いなしの買物ノルマで、実質４８時間もない香港滞在時間の半分以上は失われてしまった。

　　　　１人で行動できない人のやることじゃないな、と正直思う。

　　　　　　おかげで、私の港島滞在は・・・お約束の山頂～最後の晩餐の間だけ。

　　　　　　

　　グチっぽくなってきたので今日はこの辺で。　　　　　　　　　９月の旅行記〈その４〉　へ続く。